建築業DX事例:新時代のものづくり

支援企業の概要・課題

支援企業は、建築設計と施工管理を担う中小事業者であるにもかかわらず、工程表や書類管理の大半を紙ベースで行っている。このアナログ環境が原因で、人手不足はさらに悪化し、社内外への情報共有も滞りがちだ。さらにコスト増加や工期の遅延が常態化し、競争力の低下も懸念されるほか、現場の混乱が拡大しかねない状況に陥っており、対策の遅れが許されない。早急なDX推進が強く望まれている。

課題に対する解決方法

この課題を解決するために、まずは従来のアナログ作業をデジタル化して工程表や図面、書類を一元管理し、人手不足や情報共有の遅延を解消しました。さらに、3DCG技術で建築物を多角的に可視化し、設計段階のミスや不要な打ち合わせを減らすことで、作業負荷とコストを大幅に削減できました。多方面からの検証により試作フェーズの精度が飛躍的に向上し、他社にはない新しい製品の開発にも結びつきます。加えて、現場ではタブレットを活用して施工状況を撮影・記録し、遠隔地にいる設計担当者と即時に共有できるようにしたため、従来では考えられなかったスピード感が実現しました。この取り組みにより、コミュニケーションのロスや無駄な手戻りが減り、関係者全員が同じ情報を把握できる環境も整備されたのです。DXの本質は紙作業の電子化にとどまらず、そこから生まれる新たな価値をどう事業に還元するかにあります。こうした可視化の成果を活かして、新たなアイデアや設計ソリューションを創出し、生産性の向上と競争力の強化を同時に実現しました。結果、組織全体での業務効率も大きく高まり、さらなる発展が見込めるようになりました。


使用したITツール

その他(3DCAD、3Dモデル制作ソフト)


支援企業の業種

建設業


補助金の活用状況

IT補助金


担当会社

会社名

 Lifix design(お問合せ・詳細ページはこちら