ものづくり補助金に「デジタル枠」が新設

 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するものです。

 このたび10次締切(申請期間:3月15日~5月11日)から、業況の厳しい事業者や、デジタル・グリーン分野で生産性向上に取り組む事業者を、補助率や補助上限額の優遇により積極的に支援するため、通常枠とは別に補助率の2/3の「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタル枠」「グリーン枠」が新たに設けられました。

 

枠・類型 補助金額の下限・上限 補助率
通常枠

 従業員数により以下の通り

    5人以下:100万円~750万円

   6人~20人:100万円~1000万円

    21人以上:100万円~1250万円

1/2 ※小規模企業者、小規模事業者、

     再生事業者は2/3

回復型賃上げ・雇用拡大枠 2/3 
デジタル枠
グリーン枠

 従業員数により以下の通り

    5人以下:100万円~1000万円

   6人~20人:100万円~1500万円

    21人以上:100万円~2000万円

グローバル展開型          1000万円~3000万円

1/2 ※小規模企業者、小規模事業者、

     再生事業者は2/3

●付加価値額・賃上げ基本要件

 以下の要件をすべて満たす3~5年の事業計画を策定していること。

 ・事業者全体の付加価値額を年率平均3%以上増加

 ・給与支給総額を年率平均1.5%以上増加

 ・事業場内最低賃金(事業場内で最も低い賃金)を地域別最低賃金+30円以上の水準にする

 

●「デジタル枠」の追加用件

 ・①DXに資する革新的な製品・サービスの開発であること、または②デジタル技術を活用した生産プロセス・サービス提供方法の改善

  であること

 ・経済産業省が公開するDX推進指標を活用して、DX推進に向けた現状や課題に対する認識を共有する等の自己診断を実施するとともに、

  自己診断結果を応募締切日までに独立行政法人情報処理推進機構に対して提出していること

 ・独立行政法人情報処理推進機構が実施する「SECURITYACTION」の「★一つ星」または「★★二つ星」いずれかの宣言を行っていること

 

※その他の枠の詳細・要件等はものづくり補助金総合サイトの公募要領にてご確認ください